便秘外来のある病院での便秘治療

病院の中には便秘外来という診療科目のある病院があります。便秘外来とはその名の通り、便秘の治療に特化している診療科目です。便秘外来のある病院での便秘治療は、肛門の専門医などが治療を担当しています。

便秘外来での治療法は、腹部X線検査や注腸造影検査、直腸肛門内圧測定などの検査を行い、便秘の症状について診断を行います。まず、触診でおなかのはり具合をチェックして、エコー検査にて便の溜まり具合、腸の状況などをチェックします。肛門の疾患の疑いがあるときは肛門直腸診なども行われます。大腸がんや炎症成長疾患などのその他の病気が疑われる場合は大腸内視鏡検査も行います。

診断の結果に基づいて、主治医が治療方針を決定します。便秘の症状には個人差がありますので、治療内容は個人によって異なります基本的な治療法は、投薬による治療と食事療法になります。また、排便習慣指導、生活習慣指導も行われます。便秘の症状改善には適度な運動も必要ですので、それらの指導も行います。

便秘外来を受診される患者さんは、下剤や浣腸などを日常的に使用している人が多いため、完治するまでには時間がかかることもありますが、治療後は下剤や浣腸を使用しなくても自然なお通じが得られ、快食快便の日常生活が送れるようになります。便秘による肌荒れや吹き出物、ニキビなどが解消されますので、美容面での効果も期待できます。口臭も便秘が原因になっている場合がありますので、治療を行うと口臭も解消されます。便秘が原因の頭痛や肩こり、腰痛なども治療を行うことにより改善されます。

ただし、便秘外来のある病院は圧倒的に少なく地域によっては遠方まで通わなくてはなりません。まずは、軽度な運動と乳酸菌を取り入れた規則正しい食生活によって、自力で治そうとしてみることも大切です。

便秘の原因と自分で治す方法

ウンチが何日も出ないことに気づいて「あ、便秘かも」と初めて思う方も多いと思います。便を出すということは、身体の中の老廃物を出すということですので、実は非常に重要で、できれば毎日排便することが理想です。

たとえば、痩せたいと思ってダイエットをする場合、便秘をしていると痩せにくくなります。腸には自律神経や免疫機能、身体をターンオーバーするなどの重要な機能が集まっています。便秘をすると腸の働きが弱くなって新陳代謝も悪くなり、脂肪も燃焼しづらくなってしまいます。そのため、いくら運動したり、健康食品を摂取しても体重を落としにくくなります。ダイエットをする場合は、まず腸内環境を整えることが基本です。腸に蓄積した便を出すだけでも体重は落ちていきます。「痩せる腸」「ダイエット大腸」にしていくことでスリムで美しく減量することができます

腸の機能が働かないとお肌のターンオーバーも衰えて吹き出物や大人ニキビなどの肌荒れを起こしやすくなります。ほかにも、おならが臭くなったり、口臭が臭ってきたりもします。

便秘は大きく分けて、器質的便秘と機能的便秘に分けられます。器質的便秘は他の病気や疾患の影響で便秘になるものです。機能的便秘は、腸が正常に働かないために起きる弛緩性便秘、ストレスなどが原因で起きる痙攣性便秘、便意を我慢することで起きやすい直腸性便秘などがありますが、日本人の2/3は腸の機能が悪化して発生する弛緩性便秘と言われています。

便秘の原因の多くは、運動不足と食生活の乱れです。

身体を動かさないでいると腹筋力の低下や代謝能力の低下で便秘を引き起こします。心当たりがある方は、カンタンな運動から行うようにしましょう。ウォーキングや散歩などから始めて、自分の興味に応じてヨガやピラティスなどのエクササイズを行うのも効果的です。

食事は3食摂るようにしましょう。朝食を食べる習慣のない方は果物やヨーグルト、酵素ドリンクなどだけでもOKです。目覚めてから何かしらを身体に入れることで便意を促します。栄養素としては、腸の善玉菌の働きを促す乳酸菌とオリゴ糖が最優先です。乳酸菌をヨーグルトで摂取するのが一般的ですが、一日に市販のものなら2個程度食べないと量が足りません。ヨーグルトを食べているのに便秘が治らないという方は乳酸菌の量が不足している可能性もあります。その場合は乳酸菌サプリを利用すると、必要量もしっかり獲れますし、価格も安いのでオススメです。オリゴ糖については、腸内の善玉菌の餌になることが知られていて、乳酸菌と合わせて取り入れるようにすると効果的です。

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